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zoom RSS 「ヤガミとハイキング 後編」

<<   作成日時 : 2010/04/07 22:55   >>

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芝村:海だね。浅瀬がある。砂浜だ。湾になってるようだ。
芝村:海の色が、一部淡い。そして、赤い。

花陵:「うーん?赤い色の海?なんでだろう?」
芝村:ヤガミは目を細めている。
ヤガミ:「船だな」
花陵:「海がめの産卵は、夜だよね?関係ないよね?」
花陵:「船で、なんで海が赤くなる?なんか、撒いているの?」
ヤガミ:「沈没船だ」
ヤガミ:「沈没船が錆びて赤く見えるんだな」
花陵:「あ。船が錆びでか。」
芝村:200m先で水没している。
花陵:「錆びるくらいだから、ずいぶん昔に沈没したんだね。戦争の遺物かな?」
ヤガミ:「そのようだ」
ヤガミ:「海岸まで、降りてみるか?」
花陵:「そうね。ちょっと、寄り道するかなー。」


芝村:砂浜におりた。
芝村:気持ちがいい。

花陵:「海も海岸を散歩するだけなら、泳ぎが上手くなくても関係ないから、いいねー。」
花陵:「おー。気持ちいい!」
ヤガミ:「泳ぎは苦手か?」
芝村:風は弱いが、少し涼しい
花陵:「あんまり、泳げない…」
花陵:「水泳の授業で、100m泳がないと単位がもらえなかった時は、仰向けになってとりあえず、ゴールした。」
花陵:「とにかく、泳げって、先生がー。」
芝村:ヤガミは笑ってる。
ヤガミ:「ボードでもあれば近くにいけるんだが」
花陵:「大丈夫。ちょっと、見たいだけだから。」
芝村:ヤガミは興味深そうだ。
芝村:貴方をちらりと見た。

花陵:「探究心が、疼く?」
ヤガミ:「ま、女性を置いて一人泳ぐほどじゃないな」
ヤガミ:「いこうか」
芝村:ヤガミは微笑むと。道路にもどりはじめた。
花陵:「はーい。今、海の中はウナギとか出て、危ないしねー。」
花陵:「なんか、変な生き物が出るらしいよ!」
芝村:振り向いて貴方を見ました。
花陵:「楽しい?」
ヤガミ:「そこそこ」
花陵:「それは、良かった。景色のいい所で、お弁当も食べようね!」
花陵:「よーし。しゅっぱーつ!」
ヤガミ:「ああ」


芝村:さて。そこから4kmは歩くよ
芝村:時間としては1時間。不慣れだから仕方ないかもしれない。

花陵:「今、時間は、何時くらいかしら?」
花陵:「時間の事とか、すっかり忘れてたよ!」
花陵:「自分で、お弁当も食べようね!って、言って思いだしたー。」
ヤガミ:「?」
ヤガミ:「今は17時。日没までは1時間くらいだな」
花陵:「ヤガミと一緒だと、時間忘れるって、事だよ。」
花陵:「えーー!そんな、時間!」
芝村:断崖絶壁に上ったよ。
花陵:「おーーー!これが、千尋岩の上!」
花陵:「断崖絶壁とは、聞いたけど高い!」
ヤガミ:「案内板によるとハートロックというらしい。260mか」
花陵:「海からの、景色も絶品らしいよ!」
花陵:「お弁当食べる時間あるかな?出しても大丈夫かな?」
ヤガミ:「まあ、暗い中を帰るなら、大丈夫だな」
花陵:「ちょっと、くらいいいよね。道は、いちおあるし。一人じゃないし!」
ヤガミ:「帰りは手を繋いでいくか?」
花陵:「うん!」にっこり、笑って返事します。


ヤガミ:「じゃあ、弁当を食べるか」
花陵:「はーい。ちょっと、まって下さいね。レジャーシートを広げてー。」
芝村:ヤガミは手伝った
花陵:「よし!おしぼりも、出して!」 http://karyou.at.webry.info/201004/article_85.html これです。
花陵:(飛べないかな?)
ヤガミ:「おにぎりだな」
ヤガミ:「てばさき」
花陵:「おにぎりと、手羽先!簡単なものだけど。」
花陵:「これなら、手づかみで食べれるから。外ーーー!って、感じでしょう!」
芝村:ヤガミは笑った。
花陵:私も一緒に笑います。
ヤガミ:「なるほど。何だこの組み合わせはと思ったが、確かにその通りだ」
ヤガミ:「笑って悪かった」
花陵:「ね。ワイルドー!楽しいでしょ!」
ヤガミ:「そうだな。ああ。見ろ」


芝村:夕日だ。
芝村:やばい。涙が出そうな綺麗な景色だ。

花陵:「海に沈む、夕日だねー。また、一緒に見ようね。」
花陵:「これから、何度も一緒に見ようね。」
芝村:ヤガミは笑った。
ヤガミ:「何度もか……」
花陵:「そう!何度も、よ!ここ、重要!」
花陵:「試験に出るから、覚えとかないと!」
ヤガミ:「そうか、何度もか」
花陵:「うん。何度も。一杯、見るの。」
花陵:「そして、一杯手も繋ごう、ね。」
ヤガミ:「まるで愛の告白だな」
花陵:「そのつもりで、言っているのよ!」
芝村:ヤガミは貴方を見ている
花陵:私も、ヤガミの目を見ます。
花陵:「本気だから、ね。」
ヤガミ:「嘘だったら傷つきそうだ」
花陵:「こんな大切な事、嘘言わないから。」
花陵:「もともと、嘘は苦手だし。」
ヤガミ:「本当に?」
花陵:「本当。」
花陵:「私は、声に出して言うと、ちゃんとその通りになる。って、思っている。」
花陵:「だから、本当、になる。」
ヤガミ:「そうか」
芝村:ヤガミは立ち上がった
花陵:私も、立ちます。
ヤガミ:「俺はそう思わない」
花陵:並びます。
花陵:「ヤガミが思わなくても、私はそう思っている。」
花陵:「大丈夫。本当になる。」
ヤガミ:「思いは隠すものだ。そちらのほうが、傷つかない」
花陵:「傷ついても、いい。言った方が、いい。」
ヤガミ:「俺はそこまで素直になれない」
芝村:
3
芝村:
2
芝村:
1
芝村:
0
花陵:「素直なの、かなー。なんか、わがまま言ってる気も。」


芝村:ヤガミは歩き出した
花陵:「まって」
花陵:「手を繋いで、帰る約束!」
花陵:「手を繋ぐのー。」
花陵:ヤガミは、行ってしまいましたか?
芝村:ヤガミはしばらく先で、貴方を待っている。
花陵:「もう、ドキドキするよ!」
花陵:走って、傍に行きます。
花陵:「一緒に、帰ろう。そして、また一緒に、夕日も朝日も見るの。」
ヤガミ:「約束は出来ないが。帰り道は、送るよ」
花陵:「約束は、出来ない。のは、残念だけど、また、会いにくるから!」
花陵:「帰り道だけでも、一緒に。」
ヤガミ:「ああ」
ヤガミ:「でもまあ、一番怖いのは俺かもな」
花陵:「えー?」
花陵:「怖いのは、私。ヤガミが、すぐどこかに行ってしまう。」
芝村:ヤガミは微笑むと。貴方の手を握った。

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